IOSG投資インサイト:「2026年、主流資産への投資はどう狙うべきか?」
IOSG投資インサイト:「2026年、主流資産への投資はどう狙うべきか?」
2026年を迎え、暗号資産市場は大きな再構築期に突入しています。ビットコインをはじめとする主流資産は、機関投資家の参入や政策の追い風によって、構造的な成長のチャンスを迎えていると、IOSG Venturesの最新レポートは指摘しています。IOSGの創設9年目となる今回の市場分析リポート「2026年の暗号資産市場再構築と構造的チャンス」では、これまでの個人投資家主導の投機から機関投資家による戦略的な資産配分へと移行している動きを捉え、BTCやイーサリアムといった中核資産への注目が高まっています。
ビットコインの現在地:楽観と現実のはざまで
1年前、IOSGはビットコインの未来について2つのシナリオを提示していました。1つは、政策支援と機関投資家の本格参入により価格が上昇する楽観的なケース。もう1つは、想定された技術的・経済的マイルストーンが達成できず、市場のセンチメントが冷え込む悲観的なシナリオです。現実の2026年は、このどちらかといえば控えめな想定に近いながらも、けっして悲観的ではありません。
ビットコインは、2024年3月から2025年11月までに140万BTC(約1,210億ドル相当)もの長期保有者の売りが出たにもかかわらず、1年以上にわたって10万ドル超で安定的に推移しており、歴史的な転換点を迎えています。
IOSG共同創業者のJocy氏によれば、今後3〜6カ月の短期的な価格帯は8.7万〜9.5万ドルのレンジになると予測しています。その裏で、スポット型ビットコインETFへの資金流入が総額250億ドルを超える中、機関投資家による着実な買い増しが進んでいます。
2026年前半はまさに政策的な「ハネムーン期間」となっており、米国の規制明確化や「戦略的ビットコイン準備金(Strategic Bitcoin Reserve)」の拡充、公的資金導入の可能性、さらに11月中間選挙を視野に入れた政治的駆け引きなどが、ビットコイン相場の上昇を後押ししています。これらの要因により、BTC価格は12万〜15万ドルまで上昇する可能性も視野に入り、以下のような他機関の強気予測と足並みをそろえています:
ウォール街でも強気の声が相次いでおり、Bernsteinは年末までに15万ドルを予測。従来の4年周期の「半減期サイクル」ではなく、ETFや企業財務への組み入れといったインフラ要因に主導される、より長期的な上昇フェーズに入っていると見ています。現時点で134社が計168.6万BTCを保有しており、これは明らかに新たなトレンドを示唆しています。
ただし、後半にはFRBの政策動向や中間選挙による市場の不安定化、長期保有者によるさらなる売却圧力といったリスクも残されています。それでもIOSGは、2026年を新たな上昇サイクルの起点と見ており、「サイクルの天井」ではないと断言しています。小売主導で1,100ドルだった2013年から、機関主導で現在の8.7万ドル超となった今日までの歩みが、その確信を裏付けています。
イーサリアムとその先にあるチャンス:ステーブルコイン、DeFi、厳選アルトコイン
主流資産の軸がビットコインである一方で、金融システムとの結びつきが強いイーサリアムは、ステーブルコイン運用やDeFi基盤としての役割から、マクロ経済への敏感さが投資妙味へと昇華しています。
一方、アルトコイン市場は現在「レモン市場(質の悪いプロジェクトが過剰評価される危険な市場)」のリスクと直面しており、2025年までに2021年〜2022年の供給過多を消化する過程にあります。しかし、その後には回復の兆しも見られています。
構造的なトレンドは"質"に向いており、それは以下のような変化に表れています:
- トークン設計の標準化と改良
- 利益分配メカニズムの整備
- 実質的な価値に基づいたトークン発行への流れ
投資家は、過度な期待値に躍らされるのではなく、実用性が確保された資産に注目すべきです。また、資金調達が厳格化している今、新規発行は抑制されており、2026年は市場構造法案・ETF制度の整備によってさらに採用が広がる可能性があります。
2026年に向けた戦略的ポジショニング:ボラティリティの中で生き残る術
主流資産に投資する際の具体的アプローチは以下のとおりです:
- 短期(3〜6カ月):BTC価格が8.7〜9.5万ドルの範囲にある間に、機関投資家の押し目買いを利用して積極的に取得
- 中期(2026年前半):政策支援 × 機関資金の流入モメンタムに乗じて12〜15万ドルを狙う
- 長期:2026年後半の不安定期に備え、ETHなど中核資産に分散投資しつつ中間選挙の結果も注視
これらの資産管理には、OneKeyのような堅牢なハードウェアウォレットの活用が推奨されます。完全にオフラインで保たれるセキュリティ性と、複数チェーン対応の利便性により、特にBTCやETHの安全な保管に最適です。
IOSGが繰り返し強調するのは、「短期的なノイズに惑わされず、長期的トレンドを捉える」こと。2026年は、インフラ整備と採用拡大に賭けた投資家が報われる1年となるでしょう。



